■質問事件 質問要旨

1、観光問題  斗南藩記念観光村及び先人記念館の今後の運営について

平成27年度は、斗南藩記念観光村及び先人記念館の20周年にあたることから、廣澤安任をはじめ、この地域の発展に尽くした人々の業績を顕彰する特別企画展が開催されました。そうした中、三沢市の観光資源として同施設は、今後どの様に活用されるのでしょうか。そこで以下について伺います。

①企画展の実施内容及び検証について

②同施設の今後の運営方針等、今後のあり方について

③廣澤安任のお墓の対応について

2、行政問題  2020年の東京オリンピック・パラリンピックの合宿誘致について

三沢市は、昨年の11月に2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピック大会を地域活性化に活かすための合宿誘致における活動方針を策定しました。そこで以下について伺います。

①誘致活動の進捗と来年度以降の関連事業の取り組みについて

②誘致活動にある「国際教育」の概要について

3、教育問題  「三沢市民の歌」及び「市民の誓い」の活用について

市主催の成人式で「三沢市民の歌」の斉唱、「市民の誓い」が朗読されている。市主催の行事で「三沢市民の歌」及び「市民の誓い」の活用については、対応様々であるが、そこで以下について伺います。

①市の行事における「三沢市民の歌」及び「市民の誓い」の活用方針について

②市内、小中学校における「三沢市民の歌」及び「市民の誓い」の指導について

■平成二十八年第一回定例会 一般質問(原稿) 二月十二日(金)

8番、「みさわ未来」の太田博之でございます。

それでは、通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。

初めに観光問題、「斗南藩記念観光村及び先人記念館の今後の運営について」伺います。

さて、平成27年度は、斗南藩記念観光村及び先人記念館開館20周年の年であり、そして、廣澤安任生誕185年の記念すべき年であります。

そうした事から、廣澤安任はじめ、この地域の発展に尽くした人々の業績を顕彰(けんしょう)する特別企画展等が、一般社団法人三沢市観光協会主催のもと平成27年5月30日から12月13日までの間、

「明治から平成 移り変わる三沢」を通期で開催。

そして、「廣澤安任 未来への挑戦と軌跡」と題し、

第1部「廣澤安任の生涯」

第2部「廣澤安任遺品展」

第3部「廣澤安任 未来への挑戦と軌跡」の3部構成で展示、開催された、とのことであります。

不覚にも、私自身、足を運ぶことは出来ませんでしたが、どのような反響があったのでしょうか。

ご承知のとおり、同施設は、三沢市の観光資源としては勿論、また地域のコミュニティの核施設として重要な位置づけであると認識しております。

しかし、街中から車で30分程度掛かる上、二次交通も整備されておらず、今後の同施設の運営に危惧をされている方も決して少なくはありません。

そうした中、ここ数年の社会的背景からなのでしょうか?

「幕末」に関するドラマやドキュメンタリーが数多く取り上げられ、平成25年の大河ドラマ「八重の桜」では、岡田義徳(おかだよしのり) 演ずる会津藩士、広沢富次郎こと廣澤安任が登場するなど全国から注目を浴びました。

また、その放送にちなんで特別企画展「新島八重と斗南」が盛況のうちに開催されたことは、まだ記憶に新しいところであります。

そこで、その斗南藩記念観光村及び先人記念館が20周年を迎えるにあたり、以下についてお伺いいたします。

1点目は、冒頭、紹介しました20周年の特別企画展の実施内容について、及びその検証について伺います。

2点目は、同施設の今後の運営方針と今後のあり方について伺います。

そして、3点目として高野沢地区に、ひっそりとたたずんでいる廣澤安任公のお墓について、行政として今後どの様に関わって行くのか伺うものであります。

このことにつきましては、5年前の同施設の15周年の際にも一般質問で取り上げた事案であります。

当時、私は、同施設を訪れた会津藩の末裔(まつえい)の方々が同施設を訪れた際に、この機会に廣澤安任のお墓にお参りしたいとの問い合わせが多いことから、廣澤安任のお墓を同施設内の敷地に移設したらどうか?

と、尋ねたところ当時の執行部の答弁は

「故人お墓が観光資源となっている例もあることから、廣澤安任のお墓を同施設へ移設した場合、観光振興につながると思います。

しかしながら、仮に偉業をたたえ、尊う心を育てるという目的を第一に掲げたとしても、個人所有のお墓を移動させることについて、市から働きかけることについては差し控えたいと考えております」とのことで、ありましたが、現在でも、このお考えに変わりがないのか伺うものであります。

次に、行政問題、「2020年の東京オリンピック・パラリンピックの合宿誘致について」お伺いいたします。

このことにつきましては、私が、平成26年第3回定例会に於いて、同大会の合宿誘致を提案したところ、執行部から「オール三沢で誘致活動を進めて参りたい」とのことを受けて、昨年の11月に2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピック大会を地域活性化に活かすための合宿誘致における活動方針を策定されたところであります。

そこで以下について伺います。

1点目、誘致活動の進捗と来年度以降の関連事業の取り組みについて、伺います。

2点目、誘致活動にある「国際教育」の概要について、伺います。

最後は、教育問題 、「三沢市民の歌」及び「市民の誓い」の活用についてお尋ねするものであります。

毎年、市主催の成人式では、冒頭に「市民の誓い」の朗読、そして、式典の最後に、出席者全員で「三沢市民の歌」の斉唱が行われています。三沢市の未来を担う新成人が「市民の誓い」を朗読し、「市民の歌」を歌うことは、何とも清々しく感じると共に、三沢市の将来への希望が満ち溢れてくるのは私だけでしょうか。

そうした中、市主催の行事で「三沢市民の歌」及び「市民の誓い」の活用については、対応が様々であります。

昭和43年10月23日制定の「三沢市民の歌」及び「三沢市民の誓い」

私は、この事は、先人達が残してくれた、とても大切なものだと考えております。市民の自覚を促し、三沢市の郷土愛を育むことからも広く活用すべきと考えますが、2点についてお伺いいたします。

1点目、」市の行事における「三沢市民の歌」及び「市民の誓い」の活用方針について、伺います。

2点目、市内、小中学校における「三沢市民の歌」及び「市民の誓い」の指導について伺います。

以上で、私の一般質問を終わります。

【答弁の内容】

○市長(種市一正君)

行政問題の、2020年東京オリンピック・パラリンピックの合宿誘致について、お答えいたします。

三沢市では、56年ぶりに日本において開催される東京オリンピック・パラリンピック大会が成功するよう、三沢市として可能な限りの協力を行うとともに、この貴重な機会に、スポーツ・教育・文化・経済などの多方面において、大会の開催効果が獲得できるよう、昨年11月に、「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会 三沢市における活動推進指針」を策定いたしました。

今後は、この指針に基づき、事前キャンプの誘致をはじめ、様々な取組みをしていくことになります。

特に、次世代を担う子どもたちや市民の方々が、「日本でオリンピックが開催される」ということを実感できるような取組みを、実施していきたいと考えております。

1、ご質問の第1点目、誘致活動の進捗と来年度以降の関連事業の取り組みについて、お答えいたします。

事前キャンプの誘致につきましては、現在、公益財団法人 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会において作成し、今年開催されるリオデジャネイロオリンピックに合わせて、世界各国の関係者に公表される「Tokyo2020事前トレーニング候補地ガイド」への掲載準備を、進めております。

この候補地ガイドには、市の概要の他、練習施設などについて掲載することになっております。

このうち、練習施設については、競技ごとに、各日本協会などのチェックを受け、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の定める国際的な基準に基づいた設備があるかなどについて、技術要件確認書という書類を発行してもらう必要があります。

このことから、現在は、(仮称)三沢市国際交流スポーツセンターで対応できる競技について調査を行うとともに、対応可能と思われる競技については、三沢市で事前キャンプを行うことの優位点をPRしながら、各協会と、協議を行っているところであります。

来年度以降の事業につきましては、候補地ガイドへの掲載によるPRに加えて、様々な人脈を通じての事前キャンプ誘致を見据え、関係機関や各種団体、そして市民の方々に説明をする機会を設け、情報収集、情報交換に努めてまいりたいと考えております。

また、事前キャンプだけではなく、市民の方々、特に子どもたちが、一流選手と触れ合いや交流を図れるよう、オリンピックやパラリンピックに出場した選手を招いての講演・交流会を開催したり、様々な国の生活や文化について学ぶ機会を設けるため、現在、関係団体と協議中であります。

さらには、当市出身の内海知秀氏が、バスケットボール女子日本代表ヘッドコーチとしてリオデジャネイロオリンピックに出場いたしますので、内海ヘッドコーチ、そして日本チームを応援するなど、東京オリンピック・パラリンピックに向けて、市全体の機運を高め、事前キャンプの誘致などに繋げていきたいと考えております。

2、ご質問の第2点目、誘致活動にある「国際教育」の概要について、お答えいたします。

当市で定めた活動推進指針においては、人材育成などのソフト面において、オリンピック・パラリンピックに関する取組みを実施し、次の世代へ、レガシー、つまり遺産として引き継いでいくことを、柱の1つとして掲げており、その中で、国際教育にも取組んでいくこととしております。

当市では、現時点においても、国際的な人材育成に取組んでおり、例えば、あおもりグローバルアカデミーやイングリッシュキャンプを実施しているほか、小学校においては、早くから英語教育を実践し、また、外国人講師による国際理解教育なども行っております。

今後は、この国際理解教育などを、さらに充実させていくとともに、オリンピック・パラリンピック選手を招へいし、彼らの豊富な国際経験について学ぶ機会を設けるべく、関係団体と協議を進めているところであります。

このように、豊富な経験を持つ選手と触れ合い、また、世界各国の生活や文化を学ぶことは、子どもたちのグローバルな視野を広げ、さらには、夢や希望を持って、個々の可能性を大きく広げる機会になるものと考えております。

そして、この取組みは、オリンピック・パラリンピックにおける効果を獲得するだけにとどまらず、当市の基本理念である「人とまち みんなで創る 国際文化都市」の進展に、寄与するものと考えております。

今後においては、国際教育の更なる推進を図るため、教育委員会、そして各学校や関係団体と連携し、来年度からの事業実施に向けて、調整して参りたいと考えております。

○経済部長(山本優君)

観光問題の斗南藩記念観光村及び先人記念館の今後の運営についてお答えいたします。

1、 御質問の第1点目、企画展の実施内容及び検証についてでありますが、この度、斗南藩記念観光村先人記念館開館20周年特別企画展につきましては、「廣澤安任未来への挑戦と軌跡」と題し、平成27年5月30日から12月13日までの期間、第1部から第3部までの構成で実施したところであります。

その展示の中には、勝海舟や松方正義から贈られた直筆の扁額や、安任が斗南移住当初、宿としてお世話になった五戸町の方に贈った脇差など、この展示にあたり寄贈又は寄託された、当館では初公開となる資料等も多く含まれておりました。

また、特別企画展のほか、記念式典、記念誌の発行、記念講演会も実施いたしました。

この事業の検証についてでありますが、特別企画展における入館者数の単純比較では、一昨年度の「新島八重と斗南」の入込数9,263人をピークに、昨年度の「新選組と廣澤安任」の4,020人を更に下回る2,270人に留まったところであります。

その要因としては、NHK大河ドラマ「八重の桜」効果が薄れたことや、メディアへの露出も減少し、市外及び地元市民の方々を充分に誘引できなかったことがあげられます。

しかしながら、プラス面の効果としましては、20周年という節目にあたり、これまで埋もれていた史実や資料を調査成果として収集できたことがあげられます。

また、特に記念講演会では、予定人員を上回る入込を見せ、その内容の素晴らしさから講演後の反響も大きく、市内外の方々に安任の魅力や功績を伝承する礎を一層構築することができたものと認識しております。

2、 御質問の第2点目、同施設の今後の運営方針等、今後のあり方についてお答えいたします。

先人記念館では、この度の20周年記念事業はもとより、3箇年にわたる特別企画展等の開催を通して、安任にゆかりのある全国各地の博物館、資料館、その他関係者とのネットワークが構築されてきたものと考えております。

今後はこのネットワークを活かしながら、安任をはじめとする先人の情報発信拠点としての機能を更に高められるよう、地域教育に果たす責務も踏まえ、誘客に努めると共に、更なる文化観光資源としての探求、磨き上げ及び地域内外への情報発信に努めて参ります。

3、 御質問の第3点目、廣澤安任のお墓の対応についてお答えいたします。

以前の一般質問で、廣澤安任のお墓を斗南藩記念観光村内に移設する考えがあるかとの御質問に対し、個人のお墓の移設を市から働きかけることは差し控えたいと御答弁申し上げ、再質問答弁で、民間の方も巻き込み御遺族の意向が変われば、行政として協力することはやぶさかでない旨を御答弁申し上げたところであります。

その後の経過といたしましては、一昨年度開催の特別企画展「新島八重と斗南」をきっかけに御遺族の方々との交流機会が増え、資料をはじめ残された財産などについても御相談させて頂く機運が醸成されてきたという認識を持っております。

いずれにいたしましても、お墓は個人の所有物である以上、御遺族の意向が最優先に尊重されるべきであり、市がかかわるとしても、多くの課題がありますので、貴重なものであるとの認識は持っておりますが、慎重に検討を進めて参りたいと考えております。

以上でございます。

○総務部長(宮古直志君)

教育問題の第1点目、市の行事における「三沢市民の歌」及び「市民のちかい」の活用方針についてお答えいたします。

「三沢市民の歌」及び「市民のちかい」は、いずれも市制施行10周年記念事業の一環として、昭和43年10月23日に制定されたものであります。

市の行事での活用状況でありますが、成人式において「三沢市民の歌」の斉唱及び「市民のちかい」の朗読を行っております。

また、行事以外では、「三沢市民の歌」のメロディーを防災行政無線放送による正午のチャイムに使用しており、「市民のちかい」につきましては、多くの方に目にしていただけるよう市庁舎ロビーでの掲示、三沢市ホームページ、県民手帳への掲載のほか、公会堂敷地内に「市民のちかい」を刻んだ石碑を設置しております。

ご質問の市の行事における活用方針につきましては、現在、特に決まったものはなく、各行事の担当部署において、その使用について判断しているところであります。

今後におきましては、「三沢市民の歌」と「市民のちかい」が、より多くの市民の方々に親しまれますように検討して参りたいと考えております。

以上でございます。

○教育長(吉田健君)

2、 教育問題の2点目、市内、小中学校における「三沢市民の歌」及び「市民のちかい」の指導について、お答えいたします。

市内の小中学校における「三沢市民の歌」及び「市民のちかい」の取組の状況については、毎年、三沢市教育委員会並びに教育振興会が主催する「三沢市小・中学校音楽交歓発表会」の閉会行事の中の全員合唱で「三沢市民の歌」を斉唱しております。

したがって、市内全小中学校の参加児童生徒は、事前にそれぞれの学校において、「三沢市民の歌」を練習し、当日の交歓発表会に参加しております。

また、教育委員会が発行し、全小学校に配付しております「三沢市小学校社会科副読本」の巻頭に「三沢市民の歌」及び「市民のちかい」を掲載し、例えば小学校中学年では「郷土を開く」の単元で、高学年では、「三沢市郷土資料」の内容と関連づけながら、社会科や道徳、総合的な学習の時間等において、各校の活用の推進を図っております。

教育委員会としましては、当市の児童生徒が、「三沢市民の歌」を歌うことができ、「市民のちかい」に触れる場の設定は、大事なことであると考えております。

このことから、今後も現在実施している「三沢市小・中学校音楽交歓発表会」の全員合唱に向けたさらなる「三沢市民の歌」への取組の奨励や、各校に配付している「三沢市民の歌」のCDを活用し、朝や昼の校内放送で流すなど、日常的に聴き慣れ親しむ機会を増やすことを促して参ります。

「市民のちかい」についても、例えば道徳の時間などにおいて、三沢市民としての誇りと郷土に対する愛着の心を育み、決まりを守り、地域理解から地域貢献、そして未来を拓く人づくりのための資料として、活用の推進を図って参りたいと考えております。

以上でございます。